第 四章「ありがとうコンピューター様、すばらしい装備です!」
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| 名前:MO−R−ISE−2 サービスグループ:HPD&MC 秘密結社:イルミナティ MBD:ハッピネスオフィサー 今回からキャラクター紹介に、MBDが追加されました。簡単に言えば、キャラクターの職業といったものですが、その内容について、今回は簡単に ご説明しましょう。このMBDを気にしてリプレイを読むと、ひと味違ったものに見えてくるかも。 ハッピネスオフィサーは、文字通り、チームのメンバーが常に幸福でいられるよう気配りをする人。 その手段としては、気の利いたジョークを言う、腹踊りをする、幸福剤を使用する、不幸な市民を射殺するといったところ。 ゲームが行き詰まってプレイヤーの元気が無くなると、いきなりUVに「みんなが不幸そうだけど、ハッピネスオフィサーはなにをしているんだ!」 とどやしつけられる不幸なMBDである。 |  | 
| 名前:Rese−R−VED−1 サービスグループ:テクニカルサービス 秘密結社:プロテック MBD:C&Rオフィサー ミッション中、市民の奉仕している姿をテレビカメラで撮影をする人。 カメラという正直な道具の特性故、他人の反逆シーンを撮影してしまうことがあり、他の市民たちに疎まれる存在である。さらに、危険な場所には、 撮影のためと称して先に逝かされることが多い。なんとも割の合わないMBDでもある。 |  | 
| STAR−R−INN−1 サービスグループ:HPD&MC 秘密結社:コミュニスト MBD:ハイジンオフィサー 市民たちの清潔感を維持する人。 ハッピネスオフィサーが幸福を維持するのと同様に、ハイジンオフィサーは清潔感を維持しなくてはならない。実際のプレイでは、不幸になることは 多くても、不潔になることはさほど多くはないので、結構、プレイが楽なMBDである。 しかも、なにかと難癖をつけて人を反逆者にすることが容易なので、実にお得なMBD。 |  | 
| 名前:Tokyo−R−OSE−1 サービスグループ:アームドフォース 秘密結社:アンチ・ミュータント MBD:チームリーダー 読んで名の通り、チームのリーダー。 リーダーというだけあって、その権力は絶大。普通の市民がチームリーダーの命令に背くときは、チームリーダーを射殺するときしかないといっても 過言ではない。 ただし、逆を言えば、なにかというと市民たちが厄介ごとを押しつけてくるのも、チームリーダーの宿命である。それをうまく処理できなければ、 待っているのはレーザーガンによる即決裁判だけなのだ。 |  | 
      
      Rese-R-VED-2:さて、まずはPLCに官給品を支給してもらいに行こう。
      
       では、みなさんはPLCに到着しました。
       だいたい3000人ぐらいの黒い服を着た人がずらりと入口に並んでいます。
      
      Tokyo-R-OSE-2:赤い服の人は並んでいますか?
      
       いや、どいつもこいつも黒い奴らばかりです(黒い服を着ているのはPCよりも階級の低いインフラレッドのクズどもなのです)。
      
      Rese-R-VED-2:黒い服はみんなすっ飛ばして、いきなりやつらの前に並ぶとしよう(笑)
      
       では、先頭まで来ることが出来ました。
       先頭の市民は無精髭を生やして、もう三日は並び続けているといった感じの風貌です。
      
      Rese-R-VED-2:きみぃ、清潔感が足りないんじゃないか?
      ヒゲ男:し、失礼しました! レッド様。
      STAR-R-INN-2:この電動カミソリでさっぱりしたまえ。
      ヒゲ男:あ、ありがとうございます。
      Tokyo-R-OSE-2:罰として列から抜けて、最後尾に並び直したまえ。
      ヒゲ男:は、はい……
      
       男はしょんぼりとひげを剃りながら、最後尾へと向かいました。もちろん、幸福そうにですが。
      
      Tokyo-R-OSE-2:では、先へ進もう。
      
       みなさんは受付前までやってきました。
      
      STAR-R-INN-2:レーザーガンの支給を受けに来たんですが……
      Tokyo-R-OSE-2:Yasu-B-JRO-2様からの指示なんです。
      PLC職員:ああ、その件ならばコンピューター様から指示が来ております。では、このレーザーガンをどうぞ。
      Rese-R-VED-2:正常に動くかどうか、そこらのインフラレッドを撃ってみよう……
      
      ……ZAPZAPZAP
      
      Rese-R-VED-2:うむ、大丈夫なようだ。
      PLC職員:ちょ、ちょっと、何の罪もない市民を射殺していいと思っているんですか!?
      Rese-R-VED-2:このレーザーガンが正常であるかどうかを確認するためならば、やつらの命など安いモノだ。
      MO-R-ISE-3:無茶苦茶や〜
      
       ……受付を納得させることができるかどうか判定してみて下さい。
      
      Rese-R-VED-2:成功。
      PLC職員:まったく、その通りですね。試し撃ちには標的が必要不可欠です。
      MO-R-ISE-3:なんという……
      
      Tokyo-R-OSE-2:あと、コースを見回るための移動手段を下さい。
      PLC職員:移動手段ですか……いまはちょうど品切れをしておりまして、自転車の空気入れがありますから、これで代用してくれませんか?
      Tokyo-R-OSE-2:えーと、自転車の……なんとおっしゃりましたっけ?
      PLC職員:自転車の空気入れなら……
      Tokyo-R-OSE-2:代用できないので、移動手段をください(キッパリ)
      PLC職員:だったら、ローラースケートの靴ヒモなら……
      Tokyo-R-OSE-2:奥の倉庫の様子を勝手に見て回ろう。
      
       倉庫にはトランスボットとかローラースケートなど、いろいろとありますが……
      
      STAR-R-INN-2:あの清掃用の車が欲しいなぁ〜
      MO-R-ISE-3:あ、あの〜、あそこの車を貸しては……
      PLC職員:あれは先約がありまして無理です。代わりに清掃車の取扱説明書なら支給できますが。
      Rese-R-VED-2:これで何がそろった?
      STAR-R-INN-2:自転車の空気入れと、ローラースケートの靴ヒモ、清掃車の取扱説明書です。
      Rese-R-VED-2:代用は出来ないなぁ〜
      PLC職員:工夫次第でどうとでもなりますよ。
      Tokyo-R-OSE-2:アポロ13号じゃないんだから(笑)
      MO-R-ISE-3:どうしましょうかね。
      Tokyo-R-OSE-2:その清掃車の予約者が現れるまでの間だけでも貸してくれませんか……と、袖の下からチョコをちょこっと出してみましょう。こんな
      ときは、いくつぐらいわたせばいいのかな。
      
       判定の結果、12個渡せば大丈夫だとわかりました。
      
      Tokyo-R-OSE-2:……市民。
      STAR-R-INN-2:誰に呼びかけているんです?
      Tokyo-R-OSE-2:三歩下がって、受付以外の市民……ちょっと相談があるんだが、集合してくれたまえ。
      全員:はーい。
      Tokyo-R-OSE-2:任務を円滑に運ぶために、私に合成チョコを4個提供してくれないだろうか?
      Rese-R-VED-2:私はチョコは持っていないのだが……
      Tokyo-R-OSE-2:チョコは私が持っているので、クレジットでもかまわないが。
      Rese-R-VED-2:ん〜〜、(ちょっと考えた後で)わかった、預けよう。
      MO-R-ISE-3:4個ですね。はい、どうぞ。
      STAR-R-INN-2:あの〜、チームリーダー? 私は前任者であるクローンの愚かな行動により、現在一文無しのため、協力することは出来ませんが……
      Rese-R-VED-2:チームリーダーはそのへんをわかっているらしく、きみを計算に入れなくても12個になるようになっているよ。
      Tokyo-R-OSE-2:いやいやいやいや……(苦笑)
      Rese-R-VED-2:まさか、自分は払わないつもりだったのか?
      Tokyo-R-OSE-2:そ、そんなことあるわけないだろう(笑)
      
       さすがはチームリーダー。あざとい行動です。
      
      Tokyo-R-OSE-2:さて、市民。
      PLC職員:なんですか?
      Tokyo-R-OSE-2:あの清掃車を予約者が来るまでの間だけ借りたいのだが。
      PLC職員:そんなことできるわけないでしょう?
      Tokyo-R-OSE-2:んー、いや、きっとできるはずだよ……といって、袖の下からチョコを……ゴトゴトゴトゴトゴトゴトと落とします(笑)
      PLC職員:おや、なにか落ちましたよ。
      Tokyo-R-OSE-2:いや、それはきみの落としたチョコだろう?
      PLC職員:たしかに、そうでした。えーと、ひとつふたつ……
      MO-R-ISE-3:ちょうど12個あるはず(笑)
      PLC職員:ああ、ほんとうですね。あ、あの清掃車を予約している市民の申請書が……ポロリと落ちてしまいました。市民、そのレーザーガンで拾ってくれません
      か?
      Tokyo-R-OSE-2:ふむ、きみが落とした申請書はこれかね?
      
      ……ZAPZAPZAP
      
      PLC職員:ああっ、なぜか申請書が燃え上がってしまった……
      Tokyo-R-OSE-2:ところで、あの清掃車は誰か予約しているのですか?
      PLC職員:えーっと、書類上では予約は入っていないことになっておりますね。
      STAR-R-INN-2:すばらしい。では、我々が借りるとしましょう。
      Tokyo-R-OSE-2:うむ、これで任務を円滑に遂行できるというわけだ。
      PLC職員:そうですね。市民の幸福な奉仕を期待しております。
      Tokyo-R-OSE-2:さて、自動車の運転が一番うまいのは……STAR-R-INN-2だな。この車は、きみが運転したまえ。
      STAR-R-INN-2:わ、私がですか〜(一番上手いといっても、3回に2回は判定で失敗する程度である。逆を言えば、他の市民は3回に2回以上失敗する
      と言うことだ)
      Tokyo-R-OSE-2:いや、普通に運転するぐらいなら、成功しやすく修正がつくはず……
      Rese-R-VED-2:そうだったっけ〜?
      全員:ははははは……(乾いた笑いを浮かべるプレイヤー。当然、パラノイアはそんなに甘くない)
      Tokyo-R-OSE-2:よ〜し、では、今度は秘密兵器を支給してもらいに、R&Dへ行くとしようっ!
      STAR-R-INN-2:く、車でですか?
      Tokyo-R-OSE-2:……いや、車は押していこう。
      全員:了解しました。
    
       では、みなさんはゴロゴロと清掃車を押しながら、やっとのことでR&Dへ到着しました。
       PLCとは打って変わって、人っ子ひとりいません。
      
      MO-R-ISE-3:な、なんでだ……
      
       賢明な市民は近づきたがらないのです。
       理由は説明する必要はありませんね?
      
      Tokyo-R-OSE-2:こんにちは、ブルー様の指令を受けてきたのですが……
      R&D職員:やあやあ、市民! よく来たね!!
      Tokyo-R-OSE-2:今回のミッションで役立つ秘密兵器を支給していただきたいのですが。
      R&D職員:そんなきみには、この「バナナバズーカー」を貸してあげよう。
      Tokyo-R-OSE-2:……もう一回言ってください。
      R&D職員:バナナバズーカー!
      MO-R-ISE-3:なんて幸せそうな名前なんだ!
      Rese-R-VED-2:いったいどんなものなんですか?
      R&D職員:撃ってみればわかるよ。
      Rese-R-VED-2:いや、そうでなくて外見とか……
      
       長い筒に、グリップと引き金らしきモノがついているだけの、シンプルな構造です。
      
      Rese-R-VED-2:……これのどこがバナナなんですか?
      R&D職員:撃ってみればわかるよ。
      STAR-R-INN-2:ここで撃ってみようか?
      R&D職員:やめて下さい、物騒な! 試射するならば、少なくともここから300mは離れてから撃って下さい!!
      STAR-R-INN-2:なんという……
      Tokyo-R-OSE-2:うーん、中をのぞいてみよう。
      
       黄色いモノが詰まっています。
      
      Tokyo-R-OSE-2:匂いを嗅いでみよう。クンクンクンクンクン……
      
       これまで嗅いだことの無いような甘ったるい匂いがします。合成チョコに似ているようでもありますが、こちらのほうがよりナチュラルな感じです。
      
      Rese-R-VED-2:ナチュラルって……反逆臭いなぁ。
      MO-R-ISE-2:とりあえず、これはこれで預かっておきましょう。
      Tokyo-R-OSE-2:さて、では行くか……
      R&D職員:待ってください! まだ、いろいろとあるんですよ。他にどんなモノが欲しいですか?
      Tokyo-R-OSE-2:そうだなぁ、追ってくる相手を振り切るようなものが……
      R&D職員:それですっ! 毎度お馴染み、ジェットローラースケート!!
      全員:ふむふむ。
      R&D職員:これまで、ローラースケートの後ろにジェットエンジンを装着した製品はいろいろとありましたが、それらには重大な問題点がありました。それは、そ
      のあまりのスピードに市民たちが恐怖を感じ、バランスを崩してしまうということです。
      全員:うーむ、そのとおりだ。
      R&D職員:そこで我々が開発したのが、このオートバランサーキャップ。このキャップを被ることによって、市民がスピードから感じる恐怖心をぬぐい去ることが
      できるのです。
      
       そう言って、R&D職員はズタ袋を取り出しました。
      
      全員:…………
      R&D職員:これを頭からすっぽり被れば、もうスピードなんて怖くありません。あとは市民のバランス感覚さえよければ、転ぶことなくジェットローラースケート
      を使いこなすことができます。
      Tokyo-R-OSE-2:……まあ、ひとつ借りておこうか(そう言って、ジェットローラースケートだけをもらっていく)
      R&D職員:ちょ、ちょっと、オートバランサーキャップを忘れていますよ!
      Rese-R-VED-2:忘却は反逆ですよ、市民。
      Tokyo-R-OSE-2:いやいや、忘れたわけではないんだよ。
      R&D職員:では、こちらもどうぞ。喜んで下さい、サイズはTokyo-R-OSE-2さんに合わせておきましたので、他の人は装着できないようになっていま
      すので!
      Tokyo-R-OSE-2:うん……ありがとう……
      MO-R-ISE-3:おや、市民、幸福そうじゃありませんね?
      Tokyo-R-OSE-2:何を言っているんだい。素敵な装備をもらって、こんなに嬉しいことはないよ。
      R&D職員:あとで必ず試用結果の報告書を提出してくださいね。
      Tokyo-R-OSE-2:わかりました……
      Rese-R-VED-2:よし、次はドライバー登録をしに行こう。
    
       では、みなさんはHPD&MCに到着しました。
       入口には大量のインフラレッドの死体が転がっており(第一章を参照)、ゴシゴシボットたちが死体をダストシュートに投げ捨てたり、床にこびりついた血や臓物
      を洗い流したりと、一生懸命に清掃しています。
      
      STAR-R-INN-2:奉仕ご苦労様です。
      ゴシゴシボット:これはこれはハイジンオフィサー様ではないですか!
      STAR-R-INN-2:やあやあ、実に美しい道路だ。
      ゴシゴシボット:ありがとうございます、市民。
      STAR-R-INN-2:褒美にきみの身体をきれいに磨いてあげよう。キュキュキュキュッ!
      ゴシゴシボット:では、私もあなたの身体を……キュキュキュキュッ!
      
       と、いきなり二人はお互いを磨きながら、もつれ合っています。
      
      Rese-R-VED-2:美しい光景だ!!
      MO-R-ISE-3:これこそ幸福というモノだねっ!
      
       さて、受付に向かう市民たちの前には、PLCにも増してインフラレッドたちの列が……
      
      Tokyo-R-OSE-2:では、レーザーガンを抜いて……
      
       すると、潮が引くようにインフラレッドたちは消えていき、難なく受付まで行くことができます。
      
      HPD&MC職員:やあ、市民……なんだ、STAR-RとMO-Rじゃないか(二人はHPD&MCの職員なのである)。
      STAR-R-INN-2:やあ、こんにちは。
      HPD&MC職員:おっと……よく見ると、きみたちは、私の知っているクローンじゃないな。
      STAR-R-INN-2:あ、そうだったね(笑)
      HPD&MC職員:なんだ、私の知っている二人は反逆者だったのか……反吐が出るぜ!
      STAR-R-INN-2:まったくです。
      HPD&MC職員:うむ、しかし、きみたちとは友人になれそうだ。いったい、何の用だい?
      STAR-R-INN-2:実はドライバー登録に来たんだ。
      HPD&MC職員:ああ、残念。いま、申請用紙が切れているんだ。再来週には、公文書発行所から印刷されたものが届くと思うから、それまで待ってくれないか?
      STAR-R-INN-2:そんなことでは、「チキチキマシン猛レース」に間に合わ……
      HPD&MC職員:いま、なんて言った?
      STAR-R-INN-2:い、い、い、いやぁ……ク、クシャミをしただけだよ! チキチキマシュン! チキチキマクション!
      Rese-R-VED-2:ともかく、それでは「走っていればこの世はユートピアレース」に間に合わないんだが。
      HPD&MC職員:……無いモノはしかたありませんね。再来週まで待ってください。
      STAR-R-INN-2:レースの開催日はいつでしたっけ?
      
       明日です。
      
      STAR-R-INN-2:はぁ〜〜〜っ(溜息)
      HPD&MC職員:おや、不幸そうだね……大丈夫なのかい?
      MO-R-ISE-3:ほらっ、STAR-R-INN-2、これを見たまえ。腹踊りだよ〜!(ゆ〜らゆ〜ら)
      STAR-R-INN-2:い、いやぁ〜、当然、私は幸福だよ。
      
       MO-R-ISE-3の踊りを見て、まわりにいたインフラレッドたちも床に転げ回って大笑いをしています。
      
      IRのクズ:いやぁ、さすがはレッド様だ。楽しい踊りだなぁ〜!
      Tokyo-R-OSE-2:うむ、いいことをしたなぁ〜
      Rese-R-VED-2:当然、彼らにも幸福は必要だからな。素晴らしいことだ。
      Tokyo-R-OSE-2:うーん、しかし……みんなが幸福なのはいいんだが、こちらはにっちもさっちもいかないな。
      Rese-R-VED-2:公文書発行所とやらに直談判しに行こう。
      MO-R-ISE-3:そうですね。
    
       では、公文書発行所です。
       ヒモでくくられた膨大な書類束が、ドサドサと扱われております。アルファコンプレックスの完璧なる管理を維持するためには、膨大に書類が必要であると言うこ
      とは賢明なる市民ならば理解していると思いますか……それにしても、まったくもって膨大な書類の量です。
      
      Rese-R-VED-2:では、赤いヒモでくくられた書類を手当たり次第に漁ってみよう。
      職員:こらこらっ、汚い手で公文書に触るんじゃない。
      Tokyo-R-OSE-2:我々は「第8回・走っていればこの世はユートピアレース」のレース参加申請書が必要なんだ。
      職員:ここは公文書を印刷するところであって、交付をするところじゃない。再来週になったらHPD&MCに届けるから帰ってくれ!
      Rese-R-VED-2:……きみはレースがいつ開催されるか知っているかい?
      職員:明日だな、疑いようもなく。
      Rese-R-VED-2:明日開かれるレースの参加申請書が、再来週に発行されるということに何か疑問を感じないかね?
      職員:そう言われても、物事には順番があるからな。例外は許されるべきではない!
      Tokyo-R-OSE-2:そうだ、順番が大切なんだ! 我々はレースに参加の申請を出して、参加するという任務をYasu-B-JRO-2様に与えられて
      いるというのに、きみのせいでその順番を守ることができなくなってしまう……
      MO-R-ISE-3:ということは、きみは反逆者ということだ!
      Tokyo-R-OSE-2:おお〜っ、そこまで言うか〜(笑)
      
       すると、職員はガタガタ震えながらレーザーガンを構えました。
      
      職員:無闇にそんな恐ろしい言葉を使うんじゃない!
      Tokyo-R-OSE-2:なら、我々に順番を守らせてくれ!
      
       では、判定をしてみてください。
      
      Rese-R-VED-2:説得が一番得意なのは私か……
      Tokyo-R-OSE-2:うむっ、1d6で6を出すぐらい簡単だ!(その程度の確率でしか成功しないのだ)
      Rese-R-VED-2:失敗……
      職員:いや、やっぱり、私の仕事は期日通りに公文書を発行し届けることであって、きみたちが申請に間に合わないのはHPD&MCの怠慢ではないだろうか?
      
      ……ZAPZAPZAP
      
      職員:ぐわぁっ!
      Rese-R-VED-2:この職員は、HPD&MCの怠慢を見逃していた。故に反逆である。
      STAR-R-INN-2:まったく、その通りだ! パチパチパチ!
      Tokyo-R-OSE-2:しかし、事態はまったく進展していないな。ここはひとつ、みんなの中で、我々が必要としている公文書を手に入れるのに役立ちそう
      な特技を持っている者はいないか立候補してもらいたいのだが……
      MO-R-ISE-3:あの……こんなときになんなのですが……私、トイレに行ってきていいですか……(と言って、自分のキャラクターシートの一部分を示す。
      それは公文書を偽造する技能で、彼はかなり高い技能値を持っている)
      Tokyo-R-OSE-2:かまわないよ!
      Rese-R-VED-2:もちろん、生理的欲求は誰にだってあるからね!(笑)
      
       判定の結果……成功ですね。
      
      MO-R-ISE-3:あれ〜っ、みんな〜っ、トイレットペーパーの間にこんな書類が挟まっていたよ!
      STAR-R-INN-2:おお、これは紛れもなくレースの参加申請書!
      Tokyo-R-OSE-2:さすがは公文書発行所だ。思わぬ所に、思わぬものがあるもんだ!(笑)
      MO-R-ISE-:よーし、HPD&MCに戻ろうかっ!!
      全員:おーっ!!
      
       しかし、なんというあっけないオチだろう。
       職員を射殺するまでもなかったのではないだろうか……